こんにちは、商品部の永橋です。
春らしい陽気になってきたかと思うと先日、長崎ではヒョウが降りました。
なんだかおかしな天気ですが、体調を崩さないようお気を付け下さい。
私はというと来月に迫った車検に頭を悩ませています。
この時期は自動車保険の更新や税金などで四苦八苦…買い替えたい病を抑えながら日々過ごしております。
さて、今回のブログですが印刷に関することをまとめながら書こうかと思います。
- 印刷の種類
- オフセット印刷とは？
- オンデマンド印刷とは？
- オフセット印刷とオンデマンド印刷の違い
- フジゼロックス DC5151Pの紹介
- 印刷の活用用途
印刷の種類
・オフセット印刷
・ グラビア印刷
・ フレキソ印刷
・ スクリーン印刷
・ 活版印刷
・オンデマンド印刷
印刷の種類って実は色々あるんです。
普段見かけるポスターやチラシなどは「オフセット印刷」が主流です。
「グラビア印刷」は色の再現性が高いため絵や写真などの印刷に用いられています。
「フレキソ印刷」とはゴム版のような原理で印刷をするので凹凸が大きい物にも印刷が可能ですが、位置合わせの精度が高くありません。段ボールなどによく使用されています。
「スクリーン印刷」とは別名「シルク印刷」とも呼ばれています。凸版や凹版とは違い、版自体に穴をあけてインクをこすり付けて印刷します。紙だけでなく、布など様々な物に印刷可能です。
「活版印刷」とは鉛で出来た版を印刷機にセットし、直接インクを付けて印刷する方法です。
昨今ではデジタル化で使用されることも減ってきましたが、独特の風合いが見直されて名刺やオーダーメイドの名入れなどに使用されているようです。
その中でも今回は馴染みのある
「オンデマンド印刷」と「オフセット印刷」について詳しく書こうかと思います。
オフセット印刷とは？
版にのったインクを一旦ゴムブランケットに転写し、それを紙に印刷する方法です。
印刷と言えば、というぐらいメジャーな方法なのでノウハウもありますし、専用の紙も多いです。
版代がネックではありますが、大量生産に向いています。
キレイに大量に刷りたい場合はこちらがお勧めです。
オンデマンド印刷とは？
オンデマンド印刷とは必要な物を必要な数だけすぐに提供する印刷のことです。
主にレーザープリンターの上位機種（オンデマンド印刷機と呼ばれます）を使用して印刷を行うことが多いです。（例外もあります）
オフセット印刷のように版が必要なく、データさえあればすぐに印刷出来る為納期が短い商品や時期によって印刷内容が頻繁に変わるような商品はこちらが適しています。
ただし、印刷機とは言ってもオフセット印刷に比べると色の再現性やクオリティーで劣りますし印刷時間もかかりますので大量生産には不向きです。
オフセット印刷とオンデマンド印刷の違い
オフセット印刷の場合、まず「版」を作ってそれを使って印刷をします。
「版」が必要なためその分「版代」が発生してしまいますが大量に印刷する場合はコストを分散することができますし何よりキレイです。
ただし、少量の印刷に対しては「版代」がネックになってしまい現実的ではありません。
それに対して「オンデマンド印刷」は「版」が必要ありません。
簡単に言えば家庭にあるパソコンとプリンターの関係のようにデータを送って印刷しているだけです。データさえあればすぐに印刷できるのでオフセット印刷より素早く印刷することが出来ます。しかも単価を安く設定できるため少量の印刷にも向いています。
ただし、印刷スピードやクオリティーで劣りますので大量生産、クオリティー重視の場合はオフセット印刷に分があります。
また、再現できる色に限界がある為「特色」と呼ばれる蛍光色やDICやパントーンの色見本と寸分違わぬ色の再現はできません。
フジゼロックス DC5151Pの紹介
旭屋が導入しているオンデマンド印刷機は
「フジゼロックスDC5151P」という機種です。
書き込み解像度：2400×2400dpi
階調/表現色：各色256階調(1670万色)
用紙サイズ：最大:13×19″ (330×483mm)、12.6×19.2″
(320×488mm)、最小:郵便はがき
用紙坪量：64～300g/m2
連続複写速度：
（A4/B5）モノクロ:35枚/分
カラー:35枚/分
（A3）モノクロ:25枚/分
カラー:25枚/分
連続複写枚数：9999枚
大きさ：幅1151×奥行777×高さ1372mm
質量：282kg
このほか、オプションのフィニッシャー（後処理機）を取り付けていますので
中折り：真ん中で折り曲げる
中とじ：簡易的な製本
ホッチキス止め：1～2ヶ所留める
パンチ：ファイルにとじる為の2つ穴を開ける
これらのことをすることが出来ますので簡易的なカタログなどは製作可能です。
印刷の活用用途
旭屋では今まで印刷を行う場合はオフセット印刷紙か選択肢がありませんでしたが、フジゼロックスDC5151Pを導入したことによりオンデマンド印刷も可能になりました。
これにより少量の案件でも安価に印刷を行えるようになったため、商品のバリエーションを増やしやすくなりました。
ただし、条件としてはロットの多い案件（目安としては1500個）や色にこだわりのある案件、位置合わせのシビアな案件はオフセット印刷が適しています。
これ以外や、印刷内容が定期的に変わるような案件はオンデマンド印刷をお勧めします。
また、印刷とは少し変わりますが1色だけや金銀など印刷に不向きな色がご希望の場合は箔押し（ホットスタンプ）という選択肢もございます。
担当がお客様の商品に合った方法をご提案しますのでご遠慮なくお問い合わせください。
宜しくお願い致します。